おまえってADHDじゃない?

おまえってADHDじゃない?

発達障害【大人のADHD,注意欠陥多動性障害】持ちのほやすんたです。 診断前のエピソードや現在の日々のことなどを4コマ漫画やイラストで書いてるブログです。 Twitterアカウント→@hoyasunta

たまには失敗話じゃなくて、こんな対策してるよという話を

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遅刻しそうで駅まで走って行って定期券がなかった時の絶望感。
忙しくてなかなか休憩がとれずにようやく夕方くらいになって昼食に出かけたら財布がなかった時の絶望感。
休日出勤で会社に着いたものの社員証(カードキーになってる)を忘れて家まで取りに行くしか中に入る方法がないと気づいた時の絶望感。
そんなしょうもないことで日々絶望を感じながら、生きてます。

 これだけは最低限絶対忘れちゃダメよ、というものは鞄に入れっぱなしにしておけば、そうそう忘れることはなかろうと思うのですが、これがどういうわけか、いつのまやら鞄の中を飛び出していて思わぬところに転がっていたりするのです。

この最低限の失敗はなくしたいと思い、長年の間いろいろと忘れない方法を自分なりに試していった結果、一番効果があった方法がこれでした。
仕事に毎日持っていかなければいけないものは紙に大きく書いて玄関に貼っておき、外出する度に意識して目に入れるようにしました(ちゃんと「意識」して見る気持ちを持っておかないと、風景の一部と化してしまい見えなくなってしまうのです)。
そしたら一年くらいしたら紙をはがしても忘れないようになりました。

 玄関以外にも忘れちゃいけないものは、目につくところに大きく書いて貼っておくようにしてました。ゴミ箱の近くにゴミの日とか冷蔵庫に食べきらなければいけない食材とか、以前浴室のお湯を出しっぱなししててエラい目にあったので「眠い時は沸かさない」という注意書きとか…。どれも効果はあったように感じてます。
ただあまりにも見た目が悪いので…今は大分身についているので、張り紙はやめてスマホのメモやアラーム機能で対処しています。
それでもここぞという時は、やっぱり自分で書いて張り紙するという方法が一番効くので、時々復活させてますが。

妖怪せんたく魔あらわる(実際はそれほどでもない)

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洗濯機に限らず、鞄や収納場所に何かを入れてフタを閉めると、存在を忘れてしまうことがあります。
なんか鞄が最近やたらに重いなとおもったら、しばらく前に入れた未開封のペットボトルが入ったままだったり、提出しなければならない書類を引き出しにしまったら、忘れてしまって提出期日をすぎてしまったり等々、いろいろ失敗してます。
洗濯機に話を戻すと、閉めたら忘れるのに加えて、干して畳んで仕舞うことまでの工程を面倒に思ってしまって、なかなか洗濯機を動かそうとしない生活でした。
それだと困ることも当然出てくるので、小物類は手洗いで済ませるなどその場しのぎで長年やり過ごしていました。
それが今は難なく洗濯機を動かして、衣類を収納するまでの作業ができるようになりました。前は出勤前に洗濯機を済ませるなんて無理でしたが、それも行うようになりましたし、おしゃれ着やタオル類は別に洗濯することも普通になってきました。だから1日に2回、3回と回してる時もありあます。
治療の効果に加えて、習慣として身に付いてきたので、ストレスに思う事がなくなったように思います。逆に、天候が悪く洗濯を全く出来ない日が続くと心配になるくらいです。なので、今月は天気が不安定なので若干今から憂鬱です。
やっぱり洗い立ての衣類は気持ちがいいですね。普通にできたら当たり前のことなんでしょうけど、ようやく実感できるようになりました。
と、ここまで全く問題ないように書いてますが、ちょっと見栄をはりました。
まだ最後に衣類を全部収納するのが苦手で、畳みおわってもしばらくそのままになってることが結構あります。仕舞いはじめれば、そんなに時間はかからないのですが、ついつい先送りにしがちです(そして今も…)

 

コンビニアイスでこんなにも感動させられるなんて思ってもみなかった

今週のお題「好きなアイス」

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いつもは自分のADHDに関係していることを主に書いてますが、はてなブログの「今週のお題」が「好きなアイス」なのだそうで、ちょうど最近新たなアイスとの出会いがあったばかりで、あまりの美味しさに興奮が覚めないので、そのことを書きます。

アイスは結構好きな方だと思います。
その中でも、ここ数カ月はチョコモナカジャンボにはまってて、ほぼ毎晩1個食べてました。モナカとパリパリのチョコレートの愛称が抜群で何回食べても飽きません。チョコレートの味自体もカカオの味が濃い目な感じで美味しい。買ってから日数があまり経ってないのだとモナカぱりっぱりで特に美味しい…!
そんなわけで冷凍庫には複数個のストックを常備し、時には朝食を作るのが面倒な時に「水分と糖分が同時にとれるから」と代わりに食べたりと…結構なはまりようです。

ところが先日の晩、ストックをうっかり切らしてしまい、コンビニへ買いに出かけました。
コンビニに到着してアイスケースの中を眺めると、ふとピンクのかわいらしい容器が目に留まりました。それが「桃しろくま」でした。
もちろんアイスの「しろくま」は以前から知っていましたし、知人にも熱狂的しろくまファンがいたりしましたが、透明のフタから透けてみえる盛りだくさんに乗っかった色々なトッピングに圧倒されてしまい購入を躊躇して、今まで食べた事がありませんでした。
「桃しろくま」も、フタから覗いているトッピングは盛りだくさんでしたが、全体的にやさしい色合いでまとまっていて、圧倒される感じはありませんでした。
果物の桃も好きなのと、1度くらいはいつか「白くま」を食べてみようと思っていたので、今回はチョコジャンボモナカはお休みして、購入することにしました。

家へ帰って、さっそく開封。
白いシャーベット状のアイスの上には、ほぼそのすべて覆い隠すかのように、濃いピンク、黄色、黄緑の桃と思われるサイコロ状の冷凍果肉が3種類と淡いピンク色の花のような形のアイスクリームが飾られています。
すぐにスプーンで食べようとしましたが、ピンクのアイス以外はまだ固く、常温で少しだけ時間をおき、シャーベット状の部分にも難なくスプーンがさせるくらいまで待ちました。
ちょうど良い頃合いになってきたかなというところで、まずはピンクのアイスをひと口。
口に入れた瞬間衝撃を受けました。
見た目は明らかに着色されたアイスなのに、味は本物の桃そのもので、キンキンに冷やした切りたての桃のようなのです。
余りのおいしさに、そのままピンクのアイスクリームだけパクパク食べてしまいそうになりましたが、そこであることに気が付きました。
シャーベットの状の部分は練乳味で桃の味はしません。
つまり、これはこの上のトッピングと下のシャーベット部分をまぜ合わせることで味の変化を楽しむ仕様になっているのだと…!ああっエンタテイメント‼(って、「しろくま」を食べた事ある人にはあったりまえのことなのかもしれませんが、何分生まれてはじめての「しろくま」なので…)
少しずつピンクのアイスを混ぜていき、様子を見ながら少しずつ食べ進めます。混ぜ具合やシャーベットの溶け具合によって味わいがどんどん変わっていきます。
さらに冷凍果肉の桃もそのまま食べたり、混ぜ合わせたりして楽しみます。この桃も溶けてくると味や食感が変化してきて飽きさせません。

そうやって、ひとくちひとくち最後まで楽しく食べることができました。
最後のひとくちが惜しかったくらいです。
値段以上に十分すぎるほど楽しませてもらいました。
ほかの「しろくま」も食べてみなくちゃ。

あー、でもまた「桃しろくま」食べたくなってきた!

知らず知らずのうちに相手を追い詰める戦法

 

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悪気はないんですよ、本当に。わざとやっているわけではないんです。
歩いていると、なんでかどういうわけか自分の思っている道筋とは微妙にだんだんとずれた方向へ進んでいってしまいます。
だから人と横並びに歩いている時などは、いつのまにやら道の片側へ一緒に歩いている人をずいずいと押し出していることがあって、時々それを指摘されては「あー、またやってたかー!ごめんなさいーー‼」って平謝りすることになります。
初めて人から、自分がそんな風に歩いていることを教えてもらった頃は「人と並んで歩いていると、人がいる方へ寄って行っちゃうのかな?」と思っていたのですが、ひとりで歩いている場合でも、すれ違いざまに人にちょっとぶつかってしまうことがちょいちょいあるので、そういうわけじゃなさそうです。
自分では、まっすぐに歩いているつもりなんですが…不思議といつのまにやらずれてしまっているようで…。
決して「気付かれないように道路へ突き飛ばしてやろう」とか企んでいるわけではないんですよ。逆に一緒に歩いている相手が好きすぎて近寄っていくわけでもないんですよ。

改めて、このことを書き起こして考えてみると、歩いている方向がずれていったら、自分の前方の視界が変わるからわかるように思うんですけど、実際歩いてる時はまったく気づけません…。なぜだ…。と、思ってちょっと調べてみると、ADHDの幼少期の症状でバランス感覚や運動能力に問題がある場合があるようなので、そのあたりが影響しているのかも、と思います。

歩き方にも癖があるようで、靴のかかとの一部分の擦り減り方が異常に早いので、靴の寿命が早いのも困りものです。
特にパンプスのかかとがヤバいです。
あんな小さなかかとは、すぐに潰れてしまって履けなくなってしまうので、しゅっしゅっときれいに歩いてる女性を見ると羨望のまなざしで見てしまいます。
だから普段はもっぱらスニーカー派です。
まあ、そのスニーカーもしばらく履いたら、かかとが減ってしまい、それを履き続けるものだから、歩き癖の悪さを助長しているような気が…。

大人になってもこんな感じなので、時々思い出しては、道路の白線などの上をずれないようにまっすぐ歩く練習をするようにはしています。
効果がどれほどあるかはわかりませんが、日頃思い出すようにすることが大切かなと。
歩き方自体が治らなくても、人にぶつかる回数は減らせてるんじゃないかと思っています。

世の中すべての騒音が愉快な音だったらもっと平和に暮らせるのに

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大きな機械音や無関係な大きなしゃべり声が苦手で、どうも聴覚過敏なようです。
診断前は、「単に騒音だから同じように誰もが気になるものなんじゃないか」と思っていたんですが、どうやら私は他の人よりも「うるさい」と感じやすいみたいです。
特に突発的な自分に関係のない音がだめで、子供の頃は、私が見えないところで誰かが掃除機をかけ始めるたびに気が狂いそうな気持の整理がつかないような気持ちになってました。

なので、一人暮らしをはじめて自分で掃除をしないとならないようになってからも、掃除機の音が苦手でなかなか掃除機に手が伸びずにいました。
それに輪をかけて、掃除全般苦手なので部屋が汚くなるのは当然…。

あまりに使わないので、ある時思い切って掃除機は捨てて、数年間はコロコロとクイックルワイパーのみで床掃除をしてました。
掃除道具を替えて、そんなに困ることはなかったですが、基本的に掃除の仕方が雑なので、肉眼では見えない塵や隅に溜まったホコリを、掃除機でおもいっきり一掃したいという気持ちが徐々に募っていきました。
それで3年程前に久しぶりに掃除機を購入しました。前はホース型の年季の入った掃除機を使っていましたが、新しく購入したのはハンディタイプです。
前のものに比べたら、排気量が少ないのと新しいからか音がだいぶ抑えられてるとは思いましたが、それでもやっぱり音が苦手で、本当にどうしても使わなきゃという時に短時間使うくらいでした。
が、治療を始めてから、ここ1年くらいで騒音が前に比べてかなり気にならなくなってることに気が付きました。そうなると、掃除機をかけるのも気持ち的に大分楽になりました。
いかんせん苦手なことを先延ばしにしやすいところがあるので、今も掃除は後回しにしがちですが、それでも前よりは自分で掃除機をかけるようになっています。

でも今一番愛している掃除機具はクイックルワイパーハンディの枝が伸縮するタイプです。
これだと掃除機が入らない狭い隙間も高いところも掃除できるし、ホコリがごっそりとれるし、めちゃくちゃ軽い、そして何より音がしない、あたりまえだけど。
まあ、だから掃除機は使わないなら使わないで、ほかの掃除方法はあるからどうにでもなるとは思うんですが、やっぱり便利な文明の利器を抵抗なく使えるようになったのはうれしいものです。

あと同じように音が苦手という理由で、ドライヤーも敬遠しがちで、髪に良くないことはわかっていても自然乾燥で済ませがちでした。
おかげで(?)いまだにブローというものが苦手です。どうにもこうにもうまくいきません。
でもこれも同じように音問題を乗り越えられたので、最近は心置きなく乾かせます。しあわせ。


パンツ売ってくれと言われた話

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20代の頃、夕暮れ時の梅田でのことでした。
確かバイト先へ向かう途中だったと思います。
この時の服装が本当に酷くて、色があせまくったTシャツに相当履き古したジーンズ(ところどころ擦り切れてる)にきったないスニーカーと、とても年頃の女性と思えないような恰好でした。
そんな状態で「パンツを売ってくれ」と突然言われたので、その時は驚いたり気持ち悪いと思うより「一体なんで私に声をかけたんだ?」と不思議で仕方がありませんでした。
まさかズボンがそんなことになってるなんて全然思いもしていませんでした。
ちなみに最初に履いた時点ですでにズボンは破けてて、それに気付かず昼間から過ごし、そのまま夕方出かけていたようです。
ズボンに穴が空いてたら、見た目でもわかるし、後ろがすーすーしたり、何かが触れた時の感触の違いでどこかで気づいていいもんじゃないかと思うんですが、全く持って微塵も気づきませんでした。
物の見方が雑だったり、注意力がないから、そういうことが起きるのか…。
今でも服を裏返しにきてたり、ボタンを掛け違えて着てたり、値札をつけっぱなしにしてたり服に関した失敗はよくやります。
出かける前に全身を鏡に映しててもなっかなか気づかないんですよね…不思議。

あれ売ってたら一体いくらになってたんだろ…。

わかってる、先延ばしにした所で良いことなんてひとつもないって、わかってるのに

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なんでもかんでも先延ばしにしがちです。
早くやっちゃえば良いって知ってるんです。でもなんでだろう、そこへ辿り着くというか、そこへの扉を開けられない…体か心ににめちゃくちゃ重いなんかが括り付けられてるんじゃないかってくらい、足取りが重い時が結構多々多々あります。
やらなきゃいけない課題や約束、規則等々、それらはいろんな場面であって、やらずに寝かせといてよかったことなんてまずないんですよ。後で後悔することのほうがほとんどなのに、でもやらない。ポリシーか。いやいや全然そんなつもりはないんです。


目の前に見えて何をしなきゃいけないかわかりきってるのに先延ばしにしてしまう最たるものが、私の場合は洗濯ものです。
まず洗濯機から洗濯干すところからおっくうで、乾いて取り込むのがおっくうで、畳むのがおっくう…一個一個で思考がとまりがちです。
やりたくないという気持ちより、やる前からなぜか体が疲れた感じなって、なっかなか手がつけられません。
実際干しても畳んでも疲れないのに、作業する前の「あー、これやらないと」って思っている状態の時の方が気分的に疲れてます。
そして干し始めたら案外楽しくなって自分の都合よすぎる脳に驚愕します。
ちなみに畳み終わったら、今度は棚にしまうのを先延ばしにしがちです…ようやくしまうときになったら無理やり詰めてしまって、次に取り出す時にはシワシワになってて「着れない!」ってのたうち回ってます。ひとりずもうか。