おまえってADHDじゃない?

おまえってADHDじゃない?

発達障害【大人のADHD,注意欠陥多動性障害】持ちのほやすんたです。 診断前のエピソードや現在の日々のことなどを4コマ漫画やイラストで書いてるブログです。 Twitterアカウント→@hoyasunta

101回目

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去年の6月からブログをはじめて、もうすぐ一年。
意外にもまだ続けられてます。

一年ほど前、ADHDの治療を続けている中で、生活面での改善が実感できるようになってきました。その一方で、昔から苦手だった自分で想像・発想することに対して変化はありませんでした。
その頃、想像力が弱いことが問題で悩むことが多くて、何か少しでも良い影響が出ないかなと思って始めたのがこのブログです。
101回書いた現状としては、想像力のところについてはあまり変わっていませんが、始めた頃よりはブログを書くのが少し楽になってきたように感じます。
前は自分で想像した文や絵を書こうとすると、とてもしんどい気持ちになって、なかなか進まなかったのが変わってきました。

次はまた200回目を目途にゆるゆると続けていければと思います。
自分のことだけで、まだあと100も書けるのかな…。行き詰まったら、その時はまた何か方法を考えます。
とりあえずは、まずは腫れた喉を治したいです(痛すぎて頭がずっとぼんやりしてる…)。

まったくの無意識でした

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店員さんが立ち去った直後に、箸でキャベツを掴んでソースに突っ込んだ私。
友人には、店員さんの説明を私がちゃんと聞いているように映ったそうで、迷いない様子で箸を使いだした私を見て、とてもびっくりしたそうです。
驚いた声を上げる友人を前に、私はというと、何に驚いてるのか指摘されるまでわかりませんでした。
私は自分のした行動に全く気が付いてなかったのです。ちなみにアルコールは飲んでなくて、全くの素面でした。

そして恐ろしいことに、実はこの店には私はそれまでにも何度も来ていて、
お通しで必ず出るキャベツを手づかみすることは当然よく知っていたのです。
(その上、この店に限らず串カツ屋さんのキャベツは手づかみで食べるものということも知っていたのに…)
だから、この日なんで突然箸を使いだしたのか理由が自分でも全くわかりません。

指摘された後はちゃんと手で食べたし、この時のことは大したことじゃないかもしれません。だけど、それまでも他の状況で理由なく無意識で間違った行動をしてしまって注意されたり、呆れられたりすることが何度もありました。
思い返すと、こういうことの積み重ねが人望をなくす一因になっている気がします…。
無意識にしてしまう行動がこわい。緊張感が足りないのか。
どうしたらずっと常に意識を切らさずいられるのかがわからない。

水を飲むぞ

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先日、病院で血液検査の結果をもらいました。
幸いなことに特に大きな問題はなかったのですが、どうやら血が若干どろどろ気味みたいです。
水分不足が原因のようで、お医者さんに「いつも水分を全然摂ってないでしょ。ちゃんと摂ってくださいね」と言われてしまいました。

水分不足だと片頭痛や体調不良を引きおこしやすいとか、ある程度年齢がいったらしっかり取らないとだめだと聞きますし、ADHDは脳の血流量に問題があるらしいので、とにかく水分は摂るに越したことはないという事は重々承知しているのですが、日々の生活の中でしょっちゅう忘れてしまいます。
気が付いたら食事の時以外に一切水分をとってなかったなんてこともあります。
私くらいの年齢と体型だと、食事から摂取する以外に1日1.2L~1.5Lくらいとった方がいいみたいなので、これじゃあ全然足りてません。

1年前くらいには水の取り忘れを教えてくれるスマホアプリを使ったりもしてましたが、何時の間にかすっかり忘れてて、今回の事でようやく思い出したくらいです。
そして、昨日この絵を書きながら「明日は意識的に水分摂ろう」って思ってたのに、会社に着いた直後に小さな紙コップ1杯水を飲んだのを最後に結局夜遅くに帰るまで、昼食以外に水分を摂ることはありませんでした。

乾いてることに慣れ過ぎてるのか、体感的には普段困ってる感じがないから習慣になりにくいのかもしれません。
ただ本心としては、しっかり摂取できるようになりたいと思っているので、これからゴクゴク飲んでいくぞ(決意表明)

ほんのちょっと残す味わい

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あともう少しやれば全部終わるのに、なぜかちょっとだけ残してしまう癖があります。

原因を考えた時に作業している途中で他にすることを思い出して、そっちの方に手を付け始めてしまうっていうケースもあるのですけど、この漫画みたいな時はなんとなくやり残してしまったということが多いです。
やり残した時はほぼ無意識にそうしていて、後から思い返してみても、なんとなくの理由が自分でもよくわからないのです。

ほんのちょっと残したものは、コップ1個だったり、紙屑ひとつだったり、締めかけの扉だったりなど、その程度なので手を付ければ一瞬で片付きます。だから、作業が面倒になって止めてしまったというわけでもなさそうです。ワビサビでも表現しようとしてるのかしら…そんなわけないな、とか色々考えてみたところ、「こういうことかなあ」と思いました。

というのは、そろそろ作業が終わりそうという頃になると、実際の作業よりも先に感情が終わった気になってしまって、作業を止めてしまうのではないのかと思うのです。目で見れば、終わっていないのは誰から見ても一目瞭然なはずなのですが、私の頭はその時はやり残している状態をうまく認識できていないような気がします。
こういうことが起こる時は、大概が単純作業やルーチンワークなどであまり考えたりせずに作業をしている時なので、頭の中がぼんやり気味になりやすいのかもしれないです。 

雑談ノイズから解放されたかも?

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他人の雑談の声などがやたらと気になってしまって、イライラしてしまって何も手につかなくなってしまうことがあります。
たとえば、職場のデスクで私が集中して書類などを作ってたりしている時に向かい側の席で数人集まっての会話が盛り上がり出すと、それまで考えていたことが遮断されて雑談の音が頭の中でごちゃごちゃに混ざり合って、何も考えられなくなります。
話してる内容が気になるということよりも、関係ない音に思考がさえぎられてしまう感じです。
特に声質が高めだったり、話してる人の中に苦手な人が混ざっていると気になってしまうことが多いです。
女性同士の会話はどうしても高くなりがちなので、以前職場の向かいの席が女性ばかりだったのでそちらの方で自分とは関係ない話が盛り上がり出すと、自分の作業が止まってしまうことがよくあって困ってしまうことがありました。
そういう時は席を一度立って気持ちを切り替えようとしたりするのですが、一度混乱してしまった頭がすぐには落ち着かず、作業に再び集中できるようになるには時間がかかります。
また、少し話がずれてしまいますが、自分がその話の輪の中に入っていたとしても、女性同士がわーっと口々にいろいろな話で勢いよく盛り上がってる状態になってると、何を話してるか全部処理しきれずに頭が混乱して会話についていけなくなってしまいます。

物心ついてからこのような状況に悩まされることは度々あったのですが、治療を始めて1年半くらいたったころにほとんどそれがなくなりました。最初に飲んでいた薬から別の薬に変えて数カ月たったところだったので、それが自分に合っていたのだと思います。
人の声がノイズに聞こえて悩まされるのはずっと当たり前のことだったので、このことが緩和されたのは、結構衝撃でした。

それと最近は席替えもあって、前よりも落ち着いた雰囲気になったので、より仕事がしやすくなって助かりました。

余計に苛立つことが減って楽になったな。

涙のハイウェイ(駐車場にて②)

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駐車場で清算していた時は、1万円を入れた意識はあったのに、全くお釣りのことに気づいていませんでした。ただすごく疲れてたか、早く帰りたくて焦っていたような気がします。
運転してる最中に、はっと気づいた訳ですが、高速道路は一方通行。おいそれと戻るわけにはいかないし、そもそも戻ったところで次々と出庫のあるコインパーキングの精算機に私のお釣りが戻ってる可能性もほとんどないわけです。下手に戻った日にはお金を失ったことを改めて噛み締めることになり、ショックで帰りの運転も危うくなりそうです。
なので、この時はもうできるだけ考えないようにして、ただひたすら前を向いてアクセルを踏んだのでした。高速なので前を向いていれば、いつかは出口につくので、下手に信号機やら標識やらいろいろ注意をはらわなければならない余計なものがなくて良かったかもしれません。

もうすごい前のことなのに、いまだに時々ふとした瞬間に「あー、あの時の1万円…」って思ってしまう…。

ハミガキじょうずかな

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子供みたいで恥ずかしいのだけど、とっても嬉しかった話。

子供の頃からもうだいぶ大人になったいままで歯科検診で歯磨きが上手くできてないことをずーっと指摘されつづけてました。そういう機会に言われなかったことは一度もなかったかもしれません。
その度に、歯磨きの仕方を教わって、聞いたようにやってるつもりなのに、虫歯はできるし、治療にいった歯医者でもまた同じことを言われるのです。
大人になった頃には、虫歯になるのは減ったものの歯磨きをすると必ず歯茎から血が出るようになりました。

そして今年の冬のある日、歯茎の裏側の皮が急に剥がれた時があって、「歯周病じゃないか」と心配になって歯医者に行きました。幸い歯周病では無かったのですが、やっぱりそこでも歯茎の腫れや磨き残しなどを指摘されて、歯磨き指導を受けました。
その歯磨き指導はわかりやすくて、今までよりも上手く続けられるような気がしました。

それから毎日せっせこ歯磨きを続けること数カ月。
だんだん血が出ることが少なくなっていき、歯茎の色も変わってきたように思えました。
そして、つい先日の事。
歯科検診のお知らせが届いたので、再び歯医者に出向きました。
その日の検診ではなんと「良く磨けてます、歯茎の色もきれいになってますね」と言ってもらえました。多分、本当に初めてのことだと思います。
良くなってるように自分では思ってたけど、歯医者さんにもそう言われてとっても嬉しかったです。

歯磨きが上達したのは、その病院が歯磨きの教え方が上手だったというのはもちろんなのでしょうが、私自身の"人の説明を理解して再現する能力"が上がってきているからではないかなあ、そうだといいなあ、と思いながら、今日も歯磨きしています。